刀ミュ・幕末天狼傳 ~審神者の感想編~
蜂須賀「主、見てからだいぶ時間がたったようだが・・・」
加州「夜はずーっと刀ミュ見てるしねー」
審神者「5月3日までは絶対外せない。この時間だけは死守するわよ」
蜂須賀「ちゃんと幕末天狼傳の内容は覚えてるのか?」
審神者「んー、印象的なシーンは。あとは嗚咽するくらい号泣したことは覚えてる。」
加州「うん、俺も主がめっちゃ泣いてたことは覚えてる」
長曽祢「ところで、2日にいっぺんは泣いてるがメンタル大丈夫か?」
審神者「昨日は、長曽祢長曽祢言って楽しかったから大丈夫」
長曽祢「・・・(あんまり大丈夫じゃないな・・・)」
蜂須賀「今日は三百年の子守唄だろう?明日の仕事大丈夫なのか?」
審神者「絶対泣くよね・・・でも、見ないという選択肢はありえない(キリッ)」
蜂須賀「・・・明日はしっかりメイクして行くんだよ」
加州「こっからはネタバレありだからねー」
選ばれたものと選ばれなかったもの。
加州と安定。(堀川と兼さんもかな)
加州は池田屋に行くときに沖田君に帯刀された。
安定から見れば、置いて行かれた自分は選ばれなかった側、使ってもらえた加州は選ばれた側だよね。
ただ、その後加州は折れる。(というか使い物にならなくなる。)
池田屋後に沖田君と共にいられたのは、安定、とも考えられるのよね。
どちらが、何に、選ばれたのかと考えると、表裏一体かな、と。
選ばれることを選べない。選ばれぬことを選べない。
刀の彼らは、刀剣男士として顕現されたことで意思を持ち。
自分の想いや行動を選べるようになったけれども。
結局、この物語は過去の歴史であって。
例えば、「沖田君が薬で助かる」という別の歴史を選びたくても選べないし。
例えば、元主の首を落としたくないと願っていても、その役に選ばれてしまうし。
彼らには、選べるけれども、選べない葛藤というのもあったのではないかな。
クラマックス。
あの場面で「局長刀」であった長曽祢を救えたのは、蜂須賀だけなんだよね。
長曽祢は局長の刀だったから。
おそらく、新選組のメンツは止められなかったと思う。
長曽祢の心を知っていようが知るまいが。
蜂須賀に殴られて、彼の中で頑なに守ってきた「局長刀」としての何かが動いたんだろう。
蜂須賀に「見なくてもいいんだ」と言われて何を思ったのか・・・
長曽祢自身を握りしめたまま、元主に背を向け跪いた想いは如何ばかりか・・・
長曽祢は元主を手にかけずに済んだが。
蜂須賀は。
飾られていた蜂須賀にとって、初めて斬った「人間」が近藤勇だったのでは?
遡行軍は斬っているが・・・
初めて手にかけた人間が、兄の元主だなんて。
蜂須賀はどう感じたのか。
刀剣男士の役割とは・・・
歴史を守るとは・・・
その歴史に送り込む審神者とは・・・
そりゃ、地獄に落ちるわけだわ。